こんにちは。くじらです。
日曜日ですので、株式投資関連の話をしたいと思います。
本日は、信用取引についてお話します。特に初心者の信用売りはご注意ください。
信用買いの特徴
信用買いには、制度信用6か月期限と一般信用3年期限があります。
損失に関しては、限定されています。たとえどんなに損をしても株価ゼロまで。
もしくはレバレッジ3倍までしか損をしないことになっています。(現物株を担保にして、同じ株の信用取引を実施した場合、さらに損失は膨らみます。)
信用売りの特徴
期限については、信用買いと同じです。一般信用に関しては、取り扱いがない銘柄や在庫がゼロの場合があります。
損失に関しては、限定されていません。
株価が上昇を続けると青天井になるので、いったん株価が上昇し始めると、売り手は「損失拡大の恐怖感」との戦いを強いられ、思わぬ高値で買い戻しを余儀なくされることがあります。
特に注意が必要な信用売り取引とは?
「業績が良くない」、いやむしろ「業績が悪くてとても買えない」ような銘柄の株価が突然上昇して大相場になることが時々あります。
よく調べてみると、「信用売り残高」が急速に増加した直後に株価が急騰するケースが大半です。
業績が悪いはずなので、「信用売り」をしている投資家は「株価急騰は不自然」と考えがちですが、じつは「信用売りをした投資家による買い戻し」で株価が上げていることが多いのです。
業績不振で株価妙味がなさそうに見える銘柄ほど「信用売り」が入りやすいのですが、一緒に信用売りをするのは危険です。
他の投資家と一緒に「信用売り」をしてしまうと、後で一緒に買い戻さなければならないエネルギーが蓄積されて、ある日突然株価が急騰するケースがよくあります。
「信用売り残高」が増え始めた銘柄を安易に信用売りすることは、後で高値を買い戻すことにつながりやすいので、十分に注意しましょう。
「信用売り残高」が増え始めた銘柄は、むしろ「買いを検討する」のが定石です。
少々業績が悪くても、安易に「信用売り」はしないようにしましょう。
損失が限定している「買い」で損する時よりも、業績の悪そうな銘柄の「信用売り」で大損した時のほうが「財産を大きく失うことが多い」ので、十分に注意しましょう。
俗に言われる、悪いやつはどよく上がる。とはこのことです。
おわりに
本日は負けない投資3 損失が限定されない信用売り取引は要注意!特に業績が悪い株(俗にいう悪いやつ)ほど危険です。を記事にしました。
管理人個人としては、初心者ほど現物投資をオススメします。
中級者以上になると、資金効率の観点からレバレッジ取引の一環で信用買いやヘッジ目的の売りをされる方もいると思います。そういった取引はリスクを理解した上、実施する分には良いと思います。
また、チャートが崩れたり、需要面での悪化であれば、信用売りが有効です。
ですが、信用売り残りが増加している銘柄、特に小型株は壮絶な踏み上げを食らうこともあります。そうなれば、損失が限定されないので、損失も無限大です。要注意ください。
本日もお読みいただきありがとうございました。
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