こんにちは くじらです。
本日は「恐竜みたいな名前のデ・ウエスタン・セラピテクス研究所 ワラント爆弾」
について、書いてみたいと思います。
4756 デ・ウエスタン・セラピテクスで何が起こったのか?
デ・ウエスタン・セラピテクス研究所 とは?
三重大学発創薬ベンチャー。プロテインキナーゼ阻害剤開発技術はじめ眼病治療薬開発に集中している新興バイオ企業になります。
9/19 14時半ごろ 強烈な爆弾が降ってきました
ちょうど昨日 9/19 引け30分前強烈な出来事が起こりました。
確か、記憶があまりありませんでしたが、売り 60万株 vs 買い200万株以上 で誰もが翌週持越だと思っていました。
そこに突如大きな売りが入り、寄り付きました。正直目が覚めました。寄ると思っていないかったので。
寄り付き直後から特別売り気配になり、14時50分前に70万株くらいの売りが403円で寄り付きました。
そのあとも引けまで、売りが続き、圧倒的なS高張り付きから一転、前日比マイナスの374円で引けました。
この爆弾の犯人は??
この爆弾の犯人は誰なの?
この犯人はワラント引き受け先の日興証券でした。
引け後、「第10回新株予約権(行使価額修正条項付)の大量行使に関するお知らせ」がでました。
9/18 237万株行使、残り226万株ということです。9/18 の大量売りの犯人はやはり、SMBC日興ということになりそうですね。
今回のS高気配の材料は下記です。これに対して、ワラント大量行使爆弾だったということです。
ストップ高買い気配。眼病領域の治療法を開発する米Glaukos Corporationとの共同研究で、対象疾患を追加して新たなライセンス契約を締結したと発表している。進行中の共同研究が順調に進んでおり、Glaukosの求めに応じて現在の緑内障に加えて新たに角膜障害と網膜疾患を対象疾患とする。Glaukosからの研究費は増額され、新たなライセンス契約に基づく契約一時金やマイルストーンフィー、ロイヤリティーが設定されている。《US》
なかなか強烈なことしてくれましたね。
そうです。しかも寄り付き後、特別売り気配になり、その後も4連休前ということもあり、パニック売りが続きました。
そして、終値 前日比-5円 374円でした。
S高 459円の比例配分から真っ逆さまのマイテンでした。
今後の相場展開はどうなるの?
これだけ高値でシコリが出ると、需給が災厄ですね。
これからどうなりますか?
今回のケースは市場では初めてというわけではありません。
ただし、短期的にさらにここから下げるという気はしません。
チャートをご覧ください。
チャートを見ると、直近安値は340円程度です。今回は悪材料ではなく、事業拡大のプラスIRでした。
また、ワラントもすでに発表済みのもの。投資家もいつかは行使されることは予想できていました。
つまり、ワラント行使は織り込み済みの価格だったのです。
ここからはくじらの経験からくる見解を書きます。
短期的には需給は厳しいものの、好材料が出ており、この374円という株価は買いたい人が多いと思います。
現に、14時半までは459円で買い気配でしたので。
また、このワラント行使ですが、今月は9/18の行使237万株とすでに行使された株を合わせると、261万株です。
これは、発行済み 株式数 2631万株の10%に当たります。よって今月はこれ以上の行使はできないと考えられます。
もしかして、行使分も含めて発行済みの10%となるとあと20万株ほど行使できますが。。調べてみます。
このあたり総合すると、まだ初動段階かつ今月のワラント大量行使がないとすると、4連休明け9/23に大量買い気配で始まれば、短期的には株価急騰のシナリオもありえると思います。
ワラント銘柄は複雑ですので、今後他のケース交え、解説します。
まとめ
本日の記事をまとめます。
・ 9/18 デ・ウエスタン・セラピテクス研究所にてS高買い気配中、14時30分ごろワラント大量爆弾が投下され、前日比-5 374円が終値となった。
・爆弾投下は引き受け先証券会社で、当日引け後IRが提出され、判明した。
・4連休前の引け際なので、寄った後は特別売り気配。その後もパニック売りを誘発し、マイテンした。
・引け後から本日9/19時点、事実を整理すると、9/18はパニック売りが原因でマイテンしている考えられる。
・引き受け証券は発行済み株式の10%分、今月行使済みで、今月の大量行使はないと判断できる。
・短期的な需給は悪いが、材料が消化(株価織り込み)できておらず、週明けは仕切り直り相場になる可能性が高い。
本日の記事はここまでになります。
読んでいただきありがとうございました。