こんばんは くじらです。
本日は2020年秋のIPOセカンダリー相場を振り返ってみたいと思います。
今回の記事は普段とは違い、チャートを交えながら、日記形式で書きます。
秋相場は金融緩和が生み出した米ナスダックバブルから日本のマザーズに波及したコロナバブル相場です。
初値が公募価格の3~5倍は当たり前。さらに初値で入ってもそこからさらに上がるという稀にないIPOセカンダリー相場でした。
それも、米大統領選挙に絡む米市場の崩れも影響し、10月中旬からマザーズが崩れました。直近マザーズ暴落が起こり、IPO相場も激変しております。今後、11月後半までIPOはあまりありませんが、初値だけ高くなり、セカンダリー相場になりにくくなると考えております。12月末のIPO相場に備え、しばらく休むべきだと思います。
秋相場の立役者 ティアンドエス
今回のIPOセカンダリーはティアンドエスから始まりました。
初値より4倍近くまで上がりました。
初値は公募比2.5倍の7010円。AI関連としては、比較的穏便な初値でした。
そこから連日高騰しました。この連騰により、火付け役となり、その後のIPOセカンダリー相場が堅調になりました。
チャートから、高値29,260円より直近10/28 12,320円まで下落しており、半値以下です。
ニューラル → インターファクトリー → まぐまぐ
ティアンドエスの暴騰を横目に、ニューラルポケットも初値は公募比5.6倍の5010円でした。
そこから連続ストップで、高値10,850円を付けてからは右肩下がりです。
ここはVCが多く、初値後、吊り上げてから捌いたと考えております。
インターファクトリーもニューラルと同じような相場でしたが、おそらくこちらはVCが早めに売却してきたので、
高値も9000円止まりで、決算発表数字も微妙で、すでに半値以下です。
まぐまぐも稼がせてもらった銘柄の一つです。ついに初値も割れ、高値から半値以下です。
IPO相場現在10/28の状況
本日10/28も2銘柄+10/27持越銘柄 計3銘柄寄り付きましたが、どれも散々な結果でした。
完全にIPO相場から資金が抜けている状況です。明日以降多少持ち直すかもしれませんが、直近上場IPOもすでに半値近い状況ですので、一時的反発にとどまると予想しています。
とにかくマザーズ指数が高値更新できない状況では、個人投資家も資金が回らない状態ですので、大変危険です。
おわりに
本日は2020年秋のIPOセカンダリー相場状況についてお伝えしました。
8月~10月初旬までは大変良い状況でしたが、マザーズ指数崩れから相場環境が一変しました。
ここから先は多少反発も考えられますが、戻り相場になり、上値が重い展開だと思います。
また、枚数が少ない銘柄はまだ初値がぶっ飛ぶと思いますが、公募組のみが良い思いをする相場だと思います。
休むも相場ですので、年末までしばらく休まれるのが良いと考えております。