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【読み物】今後、株主優待が貰えなくなる会社が多くなりそうな理由とは?

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こんにちは。本日は祝日なので、普段とは異なるテーマでお届けします。

このブログをお読み頂ている方はおそらく大半が優待クロスをされている方だと思います。私も含め、その方たちは企業が株主優待を廃止したら、その会社の株をクロスすることがなくなるわけですね。

それはそうですよね。ご存じかもしれませんが、今年も優待を廃止する企業の方が多くなってきています。廃止しないにしても、長期保有条件を付けたり、GMOのように四半期や半年以外のタイミングで株主名簿を調査する企業、コタのように権利月に1:1.1分割をするなど、優待クロスを排除する企業は増えてきています。特にコタなんて、株を保有する人に対しても制限しようとしています。そこまでするなら、廃止すればよいと思います。廃止しない理由はなんでしょうね?

この理由はいくつか想像できていますが、これはまた別の機会に記事を書こうと思います。

 

本日は、株主優待を廃止しない会社ではなく、株主優待が貰えなくなる会社が多くなりそうな理由について記事を書いていきます。

目次

株主優待が貰えなくなる会社が多くなりそうな理由 1

最近でも、コロナ禍当初は2020年3月末権利企業中心に優待が中止される可能性が騒がれていました。それは株主総会が開催できないからという理由でした。しかし、これに関してはどの会社も回避策があり、ほぼすべての企業で通常通り優待が提供されたと思います。

これについては、企業の体質というよりは、仕組みの問題なので、大きな問題ではありません。

コロナ禍も2年続いてくると、さすがに業績悪化してくる企業が増えてきています。(IT系やコロナ恩恵を受けている企業もあります。)そうなると、会社も生き残りをかけるので、コストがかかる株主優待は廃止したくなります。

特に、クオカードや金券、カタログ、プレミアム優待俱楽部など自社以外の特典を用意する企業はコストカットで延期や廃止を選択すると思います。2021年にはこの理由で廃止した企業が多かったと思います。

つまり業績悪化による優待廃止です。

 

次に2番目の理由として、

株主優待が貰えなくなる会社が多くなりそうな理由 2

優待を廃止して、株主還元策を配当や自社買へ切り替える会社も増えてきています。

株主優待は大半が100株など少数株主に有利な制度です。株数を多く所有する投資家に対してはあまり意味がなく、彼らは配当が増加した方が良いのです。

日本の株は日本では個人投資家よりは機関投資が多く、また外国人投資家が買うことか多いのです。

特に外国では、株主優待制度はなく、配当での還元が一般的です。なので、配当での還元に舵をきる企業が増える可能性が高いです。

また、これに関連して、次に書く理由が最大の理由だと思っています。

 

株主優待が貰えなくなる会社が多くなりそうな理由 3

実は本日はここから本題です。この3つ目の理由で優待廃止が加速しそうなのです。

それは、東証再編です。

みなさんご存じだと思いますが、2022年4月より、東証が再編され、プライム・スタンダード・グロースの3つの市場に分類されます。

現在、株主優待を実施している企業は1500社程度あり、上場企業の約4割です。これら企業はその市場に存続するために必要案株主数を維持するために、優待を実施している企業もあると思います。特に100株優待のみ企業はそれに該当する可能性があります。ということは、この最低株主数が確保できれば、優待を出す必要がないということです。

実は再編される市場では株主必要数が変更になっています。

例えば、東証1部とプライム市場を比較すると、1部の2200人からプライムは800人へ変更になっています。株主数だけでみると、必要数が減っています。スタンダードは400人(東証2部 800人)、グロースは150人(マザーズ 200名)です。この最低数が下がることで、優待廃止を選択する企業や内容を改悪(額面を下げる)する企業が増える可能性があり、実際にそうする企業があると考えています。

 

おわりに

本日は株主優待が貰えなくなる会社が多くなりそうな理由を3つに分けて書いてみました。

日本市場特有の株主優待という制度、海外投資家から見たら、まったくうまみのない制度です。

企業は、業績、知名度、株主数など様々な要因で株主優待を導入しています。なので、本日上げた理由以外でも株主優待導入している可能性があり、すべての企業が株主優待を廃止する方向ではないと思いますが、優待クロスする方々には死活問題です。

今後も動向をウォッチングしておき、追加情報があれば、記事にします。

本日もありがとうございました。

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この記事を書いた人

スキマナビの管理人”くじら”です。

サラリーマンの傍ら株式投資中心に隙間時間使って、
株主優待クロス、ふるさと納税、ブログ収入などお金の知識を勉強し、
給料とは別の収入を得る仕組みを作っています。

サラリーマンの皆さんは普段忙しく、なかなか給与以外の収入を得ることが難しいと思います。
そこで、管理人が実践していることを順次公開しますので、参考にしてください。

記事に関しては、将来的には当ブログ内で相談に乗れる形も構築しますので、お待ちください。

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