おはようございます。
本日は優待クロスと2022年日本株全体相場 上がるの?下がるの?をお届けします。
普段、当ブログでは日本株全体相場については書きませんが、優待クロスに関係するので、簡単に私の相場観を記事にしました。
優待クロスと全体相場にどんな関係があるのか?
優待クロスでは、実は株安の方が良かったりします。株価が低い方が優待利回りが良くなり、資金効率が高まります。一方、株安は景気が悪くなったり、企業も資金調達しにくいので、優待が廃止される可能性があります。
優待クロスされる方にとって一番良いのは、景気はいいけど、株価は低い状態だと思います。
さて、今年の日本株上がるのか?下がるのか?
2022年日本株全体相場 上がるの?下がるの?
Twitter界隈や個人投資家の間では、今年は株安の予想が多いです。
一方、経済アナリストや証券会社によっては、強気予想で、株高の予想が多いように感じます。
結局予想なので、どれが当たるかはわかりませんね。
今年はアメリカでテーパリング完了、利上げが年3~4回、さらにQT(資産縮小)される見込みになっています。つまり、コロナバブルで膨らんだ緩和状態が引き締められるということで、株安予想が多いです。
ただし、これは全面安ではなく、循環物色です。循環しながら、ニューヨークダウやナスダックのような指数は下がる可能性があるということです。
過去から利上げ局面では、グロースが売られ、バリューが買われます。特に利回りが高い株が買われやすいです。実際に利上げされると、業績相場に移行しますので、まず利上げされるまではバリュー株優位だと思います。
日本株についてもアメリカと同じ流れになるので、これに逆らうと大きく損してしまいます。
優待クロスへの影響は?
このグロース売り、バリュー買いの流れでは、優待クロスは不利に働きそうです。
特に3月末は3月決算企業の配当権利が集中するので、バリューは3月末近くまでは高めで推移すると思います。
優待系の株はバリューに多いので、3月末に向けて高くなる可能性があります。
優待クロスでは、クロス取引なので、配当は全く関係ありません。
なので、株価に対して利回り高い銘柄は早めにクロスした方が良いと思います。
これが優待クロス、特に3月優待に関しての管理人の結論です。
4月以降の日本株相場展望と優待クロス
基本的に日本株単独で考える意味はあまりないです。日本独自の策がない限り、アメリカ次第です。
アメリカはおそらく3月に1回目の利上げが実施されると思います。そのあたりまでグロース株は軟調で、日経平均に関してはグロースに近い株が多いので、厳しいと思います。バリュー株に関しても4月以降は上がるものが少なくなると思います。
しかし、今年は夏に参院選があります。7月に参院選があるので、6月くらいから日経平均も強くなる可能性があります。その頃、売られすぎたグロース系の戻りがあると考えています。そこで、もしかすると、2022年の高値が現れるかもしれません。
また、参院選以降は結果がどうなっても株安方向になると思います。それ以降は株安局面だと優待クロス利回りが高まるので、9月や12月は優待クロスにとっては有利だと思います。
しかし、コロナバブルが弾ける可能性もあるので、負債が多い企業は業績悪化する可能性があります。その際、優待改悪や廃止リスクが伴うため、日々優待に関するニュースをチェックしておいた方が良いです。
おわりに
日本株については、基本アメリカの動向に左右されます。アメリカが利上げ局面なので、利上げされるまではバリュー株が優位で、日本株も同じ傾向です。高配当株が買われる流れなら、3月末は高くなるので、優待クロスには逆風です。
4月以降も厳しい状況ですが、7月の参院選に向けてバリュー株は堅調な可能性があり、また一旦グロース系も戻る可能性があるので、6月の優待クロスは不利です。
7月以降は参院選の結果に関係なく、年末に向けて全体相場は弱いことを予想し、優待クロスには有利な展開だと思います。しかし、資金繰り悪化や業績悪化により優待廃止リスクも増加しますので、ニュースは可能な限りチェックした方が良いと思います。
本日もありがとうございました。