こんにちは、くじらです。
本日は2021年春IPOが盛り上がらない理由を考えてみました。
管理人は春のIPOでは、QDレーザ、ココナラ、オキサイド、テスの４つに当選しました。
これらは初値が事前予想並みになったので、売却して、利益を得ることができました。
この中で、QDとオキサイドは今のところでセカンダリー相場になっている気がします。
特にQDレーザは半導体系でもオンリーワン企業なのと、低位株だったので、かなり盛り上がったと思います。
さて、ここからが本題です。しかも、今後のIPO相場にも影響があると考えておりますので、重要です。
管理人は２つの理由があると考えています。
まず一つ目は、
IPO相場が盛り上がらない一つ目の理由
モダリス大株主の片山晃さん、ロックアップ（売却禁止）期間中にうっかり保有株を全て売り抜けて大儲けしてしまいお詫び事件です。
こちらはみなさんご存じの理由かもしれません。
ロックアップがかかっていても、売れてしまうということです。
ロックアップって完全な規制ではないのですね。
VCジャブジャブやロックアップがない銘柄は仕方ないにしても、ロックアップガチガチ案件でロックアップ無視があると、投資家（投機家？）は買えませんね。。
今後のIPOでもこの印象は付きまといます。
特にロックアップガチガチ＋公開数が少ない銘柄は初値高騰しやすいですが、その後売りが大量に出てきたら、逃げられません。実際に売りがなくても、ちょっと大きな売りが出るだけで警戒され、連売がくるかもしれないです。これでは、投資家は近づけません。
IPO相場が盛り上がらない二つ目の理由
実は今年の3/1に日々公表銘柄や信用規制のガイドラインが変更されております。
これまでIPO株は25日移動平均価格が算出できないため増担保規制の対象外でしたが、新基準では日々公表銘柄に指定された基準該当日の株価が代用され、今後は直近上場株も対象となっています。
今までIPOは信用規制が適用されなかったので、1カ月程度相場が継続していました。
2020年冬IPO相場は初値から倍以上の銘柄が多数出てきましたし、2020年のIPOは初値が3～5倍の銘柄が多数出ました。
今後は、IPOでも通常株同様、信用規制の対象ということから、デイトレーダーでにぎあうIPO銘柄は発行済み株式の倍以上の出来高になりやすいです。発行済みに対して回転数が多くなればなるほど、信用取引も活発で、規制を受けやすい状況になります。
これでは、上がっても下がっても出来高が多い、IPOはすぐに規制を受けます。IPOは新規上場が材料ですので、材料株と違って、信用規制がモロに影響します。IPOで増担規制が出れば、速攻下がります。
直近でもシキノやベビーカレンダーはストップ高の日に増担規制が出て、翌日急落しております。
値動きの良いIPOで、ストップ高に飛びついて、PTSや翌日GUで売る手法が通用しにくい状況になっています。これでは、IPO相場は盛り上がりません。
それでは、今後IPO相場が盛り上がる条件とは？
IPO相場が盛り上がる条件とは？
逆に、サイバートラストでは、即金規制日にS高となったため、翌日もさらに堅調でした。その理由は即金規制があり、信用取引できなかったからです。このように、公開数が少なめで即金規制の銘柄は初値高騰や短期セカンダリーは盛り上がる可能性がありますね。
しかし、こちらもド短期逃げ切り型ですけどね。
サイバートラストの場合、公開後すぐに決算発表があり、今期減益のため、決算翌日売られております。
IPO決算の持越はかなりリスクが高いです。初値から数日の勝負です。
このように即金規制になる銘柄で、公開枚数が少ない銘柄はかなり短期ですが、勝負ができそうです。
目安は２～３日程度です。
逆に公開枚数が多い銘柄ではすぐに信用買いが多くなり、回転が効かなくなるため、近寄らない方が良さそうです。
まとめ
管理人が考えるIPO相場が盛り上がらない理由とは、下記２点です。
モダリスロックアップ事件による投資家の警戒
今年の3/1に日々公表銘柄や信用規制のガイドラインが変更され、IPOでもすぐ日々公表や増担規制になり相場が短期化している
今後のIPOも同様になる可能性が高い中、逆に盛り上がる条件としては、公開数が少なく短期急騰するIPOの初値売りもしくは短期セカンダリーへの参加です。
本日もありがとうございました♪
