こんにちは、くじらです。
IPOラッシュもあと2銘柄となりました。
気づけば、すでに年末です。
マザーズ指数は1200ポイント割れ、戻らない状況です。
それでも1100ポイントより上で推移しており、以前記事に書いたようにボックス相場です。ボックスであれば、循環物色が期待できます。
個人投資家の節税対策も12/27で終わりですし、個別銘柄で売り込まれたものも反発してきます。
今回のIPOラッシュのおおとり銘柄「オンデック」が上場します。
オンデックは12/29上場で、スペック面だけでも即金期待です。さらにおおとり銘柄なので、確実に高くなります。即金で12/30寄付なので、来年も物色される可能性があります。
本日の記事では、過去くじらが売買したおおとり銘柄を分析し、オンデックのセカンダリー予想をします。
この記事をお読みいただければ、オンデックのセカンダリーをする上で、どのタイミングで売買すればよいのかわかると思います。また、くじらの分析は初値予想する上でも非常に重要な考え方です。今後のIPO初値やセカンダリーを予想する上で、参考になると思います。
また、この10年間、おおとり銘柄は参加しているくじらが徹底的に過去を振り返り、記事を書いています。
オンデック需給
公開数55万+OA8.2万、VC36.6万+既存10万以上 SOなし
今冬ラッシュの中では割と小粒です。プラチナ部類です。
VCや既存が売ると最大で100万株程度の浮動株になります。
需給面は問題なさそうです。
オンデックスペック
20年売上予想 7.9億円 来季は20%増収とすると、9~10億円規模になると想定。
EPS=32.5 PER=47.7
他社PER
2127 M&A | 109.4倍(連結予想 ) |
2174 GCA | 266.1倍(連結予想 ) |
4792 山田コンサル | 27.0倍(連結予想 ) |
6080 M&Aキャピ | 47.6倍(連結予想 ) |
6196 ストライク | 57.5倍(単独予想 ) |
7076 名南M&A | 68.0倍(単独予想 ) |
オンデックセカンダリー予想
競合他社で一番高いのはGCAですが、今期は参考にならないので。2127 M&A水準まで買われて、3200円程度です。来期の伸びを考えても3800円までが初値と思います。
おおとり銘柄なので、初値は4500円程度まで考えておいた方が良いでしょう。
さて、4500円はさすがに高いので初値は見送りです。5000円以上がついた時はさすがに加熱しているので、やめた方がいいです。
やはり、3200円など、3000円前後もしくは以下ならセカンダリーやっても良いと思います。
過去年末おおとり銘柄から見るセカンダリー予想
2019年スポーツフィールド
おおとりはスポーツフィールドでした。どちらかというとAI INSIDEの方がおおとり銘柄みたいでしたけど。
公募2730円に対して、初値8500円でした。
事前予想は5500~7000円。7000円はおおとり価格です。
それにしても高い初値でした。結局、即金S安でした。
これではやれません。
2018年リンク、べリトラ
おおとり銘柄は2銘柄でした。この日日経平均は-800~1000でした。クリスマス暴落相場。
リンクの事前初値予想は大幅に下がり5500円でした。上場承認時には9000円以上でした。
日経が安かったですが、公募3580円に対して、初値7620円でした。公開数は26万株で、ロックアップガチガチ、SOも少ない、プラチナ案件でした。
リンクは後々あがりましたが、クリスマス暴落相場なので、セカンダリーは盛り上がりませんでした。
べリトラはこの時売買してません。
2017年オプティマス
オプティマスはおおとりでしたが、地味なので結局セカンダリーやってません。
この年の相場環境は悪くありませんでいたが、いいのがありませんでした。
みらいワークスが盛り上がりました。
おおとり、少し前のABホテルはロックアップがきつく、初値もおとなしい2倍程度でしたので、こちらが事前に大相場になりました。管理人はこの銘柄で大儲けしました。
たしか、3連続S高くらいあったと思います。
2016年ティビィシィ・スキヤツト
初値予想3800~4500円に対して、寄付は4500円でした。
ここもロックアップはきつく、公開数22万株で、需給は良かったです。
ただ一部ロックアップがかかっていなく、その売りが出ていました。
公募が1380円だったので、高すぎ、最後はS安張り付き。
会社の中身より、大きく買われた状態でした。
2015年一蔵
こちらはおおとりでも地味で、結局買われませんでした。
2014年MRT
公募800円に対して初値予想は2000円程度でした。
公開数83万株、VCなし。実際は公募比4倍の3275円でした。
初日は3000円前後でまったりした展開。
翌日はGDから始まりました。やはり初値が実力より高くまで買われてしまったようです。
2013年ヒューマン・メタボローム・テクノロジーズ
公募1400円に対して、初値予想3600円。実際は3100円と少し予想より安く寄り付きました。おおとりでしたが、公開数が160万株あり、VCやSOも多かったので、需給は良いとは言えませんでした。
この年は年末ラッシュは上場数が多くなく、良い銘柄多かったです。6088シグマ、6090HMT 3678メディアドゥ 3680ホットリンク 6081アライドなど。
また、日程も良く、おおとり上場が12/24でした。
なので、HMTは初日こそ高騰しませんが、年末に向け初値から倍近くまで上がりました。
おおとりでもあまり高く買われなかったことと過密スケジュールではなかったことで、この年はセカンダリーは美味しかったです。
2012年地盤ネット
これは安く寄り、12/21がおおとりということもあり、2013年のように人気銘柄がどれも張り付くとても良い環境でした。
まとめ
「オンデック」セカンまとめ
おおとり銘柄は高く買われる傾向がある
上場が年末に近い銘柄ほど高く買われやすいが、相場にはなりにくい。
上場が過密化せず、おおとり銘柄上場が12/24より早い場合、おおとり銘柄はセカンダリー相場に発展しやすい。
2012年や2013年はおおとり銘柄のセカンダリー相場が良かった。
近年は年末に上場が多く、おおとり銘柄も高く買われすぎ、セカンダリー相場は短命。
2020年の傾向として、ITやハイスペック案件は初値が高く、期待買いも多いので、なかなか買いが続かない。また、オンデックは公開数と同程度のVCが存在するので、需給面では不安。
記事には書いてませんが、12/24にストライクの決算発表があり、M&A銘柄にネガティブなイメージがあるので、気を付けましょう。
本日はかなり長くなりましたが、ここまでお読みいただき、ありがとうございました。